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【特集】石巻で夜のディープスポットならここ!おすすめ6選

日が暮れて、ぽつりぽつりと明かりが灯る頃、昼間とは違った一面を見せるマンガロード。煌々と光るネオンにあてられながら、ディープな夜の石巻を放浪してみよう。

割烹スタンド 松ばる

1軒目は松ばるだ。歓楽街の中では駅の方にあり、入口はのれんと扉一枚。少し入りづらい雰囲気もあるが、大丈夫。ゆっくりと扉を開くと、中には落ち着いたおしゃれな空間が広がっている。こじんまりとしながらも木の温もりが感じられ、ライティングもいい雰囲気だ。割烹スタンドの通り、カウンター席がメインで、寿司屋のカウンターのように大将との距離が近い。2階もあるが、基本的には宴会用だ。店の主は料理人の木下さん、奥さんとともに夫婦で営んでいる。木下さんは、大川小学校の近く長面(ながつら)出身、ご実家は長面海岸にあった「松原荘」という旅館で、その面影を店名に残している。地元愛がとても強く、地場の旬のものを料理で出しており、この日は長面の牡蛎がおすすめメニューに掲載されていた。調理法も素材を活かす料理にこだわりをもっている。「若い人にも地元の食材や、風習文化を気軽に感じてもらいたい」との言葉通り、食材以外にも例えばメニュー表を挟む台は石巻の稲井石を使用している。さらに「稲井石って全国の石碑でたくさん使われているんですよ、石巻にそんな石があるって凄いと思うんですよね」と嬉しそうに説明してくれるのもこの店の醍醐味だ。バル形式にしたのは、気軽にハシゴもできる店にしたかったというのも理由の一つで「観光客にはぜひいろんな人に会って欲しい」と話す。まさに1軒目に気軽に地元の食材を楽しむにはうってつけなお店で、木下さんに石巻について色々と聞いてみるのも面白い体験になるだろう。

店名 割烹スタンド 松ばる
住所 宮城県石巻市羽黒町1-5-23
電話番号 0225-98-8125
定休日 火曜日(加えて不定休あり)
営業時間 [月・水~金] 18時00分~24時00分(L.O.23時00分)
[土・日]   17時00分~24時00分(L.O.23時00分)
WEB https://www.facebook.com/matsubaraso/

ニュー魯曼停

次に紹介するのはニュー魯曼停(ろまんてい)だ。石巻グランドホテル内にあるが、外から入れる入口もあるためホテル客以外も気軽に入れる作りになっている。いわゆるホテルのバーといえば敷居が高いイメージを持たれる方もいると思うが、この店は主人の明(あきら)さんの温和な雰囲気が店に広がっており、居心地のよい空間が広がっている。魯曼停は日本酒をメインに置いてあるお店で、石巻の地酒はもちろん、あの十四代などレアな日本酒もメニューに並ぶ。中でも石巻の地酒にもかかわらず、石巻では飲むことが難しい「600K」は看板メニューの一つだ。元々、実家が食堂で本人も料理人出身ということもあり肴のクオリティが高いことも特徴的。名物の和風PIZZAは油揚げを下地に使い、じゃこがのった塩見の効いた味わいで、日本酒との相性は言うまでもなく最高だ。明さんは、温和な雰囲気そのままに気さくに話ができるマスターで、石巻の事、日本酒のこと、店内を見ると様々なネタがあるためそこを突っ込んで聞いてみるのも面白いだろう。

店名 ニュー魯曼停
住所 宮城県石巻市千石町2-10 グランドホテル1F
電話番号 090-1068-2346
定休日 月曜日
営業時間 19時00分~01時00分
WEB http://romantey.com/

CRUISERⅡ(クルーザーⅡ)

クルーザーは最初に紹介した松ばるの近くにあるお店だ。他と違い、このお店は「2階」にあるため、はじめて来る人はますます気が遠くなる敷居の高さがあるのでは?と思うが、大丈夫、大丈夫。階段さえ登れる体力があれば何も問題はない。木の扉をゆっくりと開けると、大変すばらしい渋い、渋すぎる雰囲気の店内が広がる。何を隠そう、クルーザーは石巻のバーの中では最古の部類に入るお店だ。一部の老舗割烹を除けば、まさに「石巻のディープなお店」を代表するお店なのだ。今年(2019年)で50周年を迎え、現在のお店は42年前に建てた建物から内装なども変えずに今に至っているため、店内に入るとその分の歴史を感じることができる。クルーザーとしては50周年だが、現在のマスターは2代目。そのため正式な店名はクルーザーⅡとなっている。現マスターは先代の頃にクルーザーで働いており、その後独立。「クラーク」というバーを27年間続けていたが、震災で店を閉じ、その後クルーザーの先代が亡くなった後、声がかかり「縁があり恩を返したい」との気持ちでクルーザーの名前を残すことを決めた。しっかりとした食事を取れることも特徴で、ステーキやパスタなどもメニューに並ぶ。特に「クラーク風スパゲティ」は現マスターのオリジナルパスタでたくさんの魚貝が楽しめる、見た目も豊かな一品だ。店内はジャズが流れ、落ち着いており、ゆっくり過ごすにはもってこいな空間。伝説的なお店で、時を忘れて贅沢なひと時を過ごすのも悪くないだろう。

店名 CRUISERⅡ(クルーザーⅡ)
住所 宮城県石巻市立町2-4-20
電話番号 090-8783-3127
定休日 日曜日
営業時間 18時00分~02時00分

大衆居酒屋スイスイ

スイスイは駅からはもっとも離れたエリアにある。「本当にこっちにお店があるの?」と初めて来る人なら少し心配するような場所にあるが、大丈夫。そこにスイスイはある。怪しげなネオンに誘われ、木の扉をぎぎっと開くと、なんともいなたい店内が姿を現す。店内の右手が立ち飲み席になっており、左手に座敷が広がる。店主の岡内さんは震災後縁があり、大阪から石巻に移住した。一人でお店を回し、常連客やはじめて来たお客さんにも関西弁で気さくに話しかけていく、愛嬌がある店主だ。「大阪にあるような、安くて、すぐ出て、毎日でも来れる場所」を目指しており、言葉通り、メニューは手ごろな価格設定になっている。「どこかに行って美味しかったものや、ひらめきで決めてる」メニューは石巻の地場の素材を使ったメニューもあるが、この辺では珍しい多国籍なメニューが並ぶのも特徴的。安く、美味しく、食べれるから、やや遠い場所にあるにも関わらず地元の常連客が多いのもこのお店ならでは。夜な夜な盛り上がる、石巻のディープな部分を垣間見るにはもってこいのお店だ。

店名 大衆居酒屋スイスイ
住所 宮城県石巻市中央1-4-3
電話番号 0225-24-6910
定休日 月曜日・火曜日(加えて不定休あり)
営業時間 17時00分~00時00分(L.O.23時30分)
WEB https://www.facebook.com/suisui.ishinomaki/

たまごと鳥 ぴよ吉

ぴよ吉は歓楽街の真ん中あたりにあるお店で、その名の通り、たまご料理と鳥料理をメインに出すお店だ。扉にガラス窓があり、中をのぞけば店内の混み具合がわかる仕組みになっている。店の作りはいわゆる「うなぎの寝床」のような奥に長い作りとなっており、カウンターだけの小さなお店だ。お店を切り盛りする店主の菅原さんは、いつも笑顔で穏やかさがあり、その雰囲気が店に広がっているから安定感がある。このお店が本領発揮するのはやや遅い時間帯だ。朝までやっていることもあり、歓楽街で働く仕事終わりの従業員や飲んだ帰りに立ち寄るお客さんが多く、地元の人間に愛されている。いわゆる観光客向けのお店ではないが、リアルな石巻の夜を体験するには最適なお店で、その土地に紛れ込む、迷い込む楽しみがわかる方にはおすすめだ。たまごと鳥が中心だが、メニューは豊富。一品メニューからがっつり食べれる親子丼や、とりそばなども提供する。とりあえず1軒目、飲み足りない2軒目、最後の締めに、菅原さんに会いに、その汎用性も魅力のお店だ。

店名 たまごと鳥 ぴよ吉
住所 宮城県石巻市2丁目2-18 菊友ビル二番館
電話番号 0225-85-9167
定休日 日曜日・月曜日
営業時間 18時30分~05時00分(L.O.04時00分)

南華園

最後に紹介するお店は南華園(なんかえん)だ。歓楽街の端のほう、スイスイの手前に位置するこのお店は「地元の人は知っているが、観光客は知らないお店」の代表だと言える。観光ガイドにも掲載されず、取り立てて口コミも多くはない。そのため、観光客はそもそも発見ができないが、地元の人に聞けば「あーあそこね」といった反応が来るだろう。なぜ南華園は有名なのか?その理由は「〆のお店」だからである。石巻で飲んだ最後の終着駅がここ南華園なのだ。夜は21時スタートと、遅い時間に営業がはじまる。夜が更ければ更けるほど、〆のラーメンを求めた酔客が訪れ、無言ですすっていく風景は一つの文化ともいえる。ちょうどよい塩気があり、飲んだあとにはもってこいな味わい。せっかく石巻に来たからには飲んだあとには南華園で〆て、満腹で帰ることをおすすめしたい。

店名 南華園
住所 宮城県石巻市中央2-1-2
電話番号 0225-96-1818
定休日 日曜日・祝日
営業時間 [月~金] 11時30分~14時00分、21時00分~03時00分
[土]   21時00分~03時00分

 

というわけで、石巻のディープスポットを6つ、紹介させてもらった。もちろん、ここで紹介した以外にもたくさんのディープでおもしろいお店が石巻にはある。そのディープスポットに共通して言えるのは「人が魅力的」だという点だ。店主との距離が近く、ディープだからこそお客さん同士の距離も近いお店が多い。入口はやや入りづらいかもしれないが、入ればそこには魅力的な世界が待っているはずだ。料理や酒に舌鼓を打ちつつ、人との出会いも魅力がある石巻の夜を楽しんでみるとよいだろう。ただし、楽しすぎて飲みすぎた!とならないようにだけはご注意ください。

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